バリカンの歴史

2025.07.07

こんにちは!

 

數田です! 今日は、バリカンの歴史について紹介します!

 

 

 
 

バリカンは、髪を刈るための器具であり、理容や美容の現場、あるいは家庭でも広く使用されています。現代のバリカンは電動式が主流ですが、その歴史は手動式の器具にまでさかのぼり、技術と共に進化してきました。以下では、バリカンの誕生から現代に至るまでの歴史を、紹介します。


起源と初期のバリカン

バリカンの歴史は19世紀に始まります。最初のバリカンは手動式で、ばね仕掛けの2枚の刃を握力で動かしながら髪を切るものでした。この初期の手動式バリカンは、1830年代から1840年代頃にヨーロッパやアメリカで登場したとされています。一般的に理髪店で使われていたこの器具は、効率的に髪を均一にカットできる画期的な道具として注目されました。

中でも、1898年にアメリカの発明家レオ・J・ウォール(Leo J. Wahl)が、後にバリカン開発の礎を築くことになります。彼は最初、電磁バイブレーターを使って医療機器を開発していましたが、この技術を応用して、世界初の電動バリカンを開発します。


電動バリカンの登場と普及

1921年、ウォールは自身の会社「Wahl Clipper Corporation」を創業し、本格的に電動バリカンの製造と販売を始めます。これが、現在に至るバリカン産業の大きな転換点となりました。ウォール社は、業務用バリカンだけでなく、家庭用モデルも販売し、理容師だけでなく一般家庭でも手軽に髪を切ることが可能となりました。

電動バリカンは、モーターの力で刃を振動させることで、より均一で滑らかなカットを実現しました。また、疲れにくく、スピードも速いため、理容業界において急速に広まりました。こうしてバリカンは、「プロの道具」から「家庭でも使える便利な製品」へとその立ち位置を広げていきます。


日本でのバリカンの普及

日本では、明治時代以降、西洋理容の導入とともにバリカンが持ち込まれました。特に軍隊や学校などで「丸刈り」や「五分刈り」など、規則に基づいた短髪スタイルが一般的になるにつれて、バリカンの需要が高まりました。

昭和時代には、理容店での手動バリカン使用が主流でしたが、戦後になると電動式バリカンが徐々に普及し始めました。1950年代から60年代には、日本国内でもバリカンの製造が盛んになり、パナソニックや日立などの家電メーカーが参入し、国産電動バリカンが誕生します。これにより、理容業界だけでなく、家庭用としても多くの日本人に親しまれるようになります。


近代の進化とデジタル化

1990年代以降、バリカンはさらに進化します。コードレス式や充電式のバリカンが登場し、可搬性と使い勝手が飛躍的に向上しました。また、防水仕様で風呂場でも使えるモデル、刈り高さを細かく調整できるアタッチメント付き、静音設計など、多機能化が進みました。

21世紀に入ってからは、リチウムイオンバッテリーの搭載により、より長時間使用が可能となり、メンテナンスも簡単に。さらには、自動研磨機能付き、セルフヘアカット向けの360度可動型なども登場しています。スマートフォンアプリと連動するモデルも開発され、個々のヘアスタイルに合わせたカスタマイズも可能になりました。


バリカンの現代的役割と文化

現在、バリカンは理容店や美容室だけでなく、自宅でセルフカットをする人にとっても欠かせない道具です。特に2020年以降のコロナ禍においては、「外出を控えて自宅で髪を切る」という需要が高まり、家庭用バリカンの売上が急増しました。

また、バリカンは単なる日用品というだけでなく、文化やスタイルを象徴するツールとしての一面も持っています。スキンヘッド、坊主、フェードカット、スポーツ刈りなど、さまざまな髪型がバリカンによって生み出されており、現代の多様な美意識と密接に関わっています。


まとめ

バリカンの歴史は、19世紀の手動式から始まり、20世紀に電動化、21世紀にはスマート化へと進化してきました。その進化の背景には、技術の発展と時代のニーズが密接に関係しています。今後もバリカンは、人々のライフスタイルや価値観に寄り添いながら、さらに便利で多機能なツールとして進化を続けていくことでしょう。

 

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