HIPHOPの歴史

2025.07.11

こんにちは!

數田です!今日はHIPHOPの歴史について紹介します!

 

ヒップホップの歴史

ヒップホップは、1970年代初頭にアメリカ・ニューヨーク市のブロンクス地区で生まれた文化です。経済的に困難な環境にあったアフリカ系アメリカ人やカリブ系、ラテン系移民の若者たちが、自分たちの生活や価値観を表現する手段として、音楽・ダンス・アート・詩を組み合わせて作り出しました。

 

ヒップホップは4つの基本要素から成り立っています。それは①MC(ラップ)、②DJ(ターンテーブリズム)、③ブレイクダンス(B-boying)、④グラフィティ(壁画アート)です。これらは単なる娯楽ではなく、若者たちが暴力や貧困の中で自分たちのアイデンティティや希望を見つけ出すための重要な表現手段となりました。

ヒップホップの起源とされる重要な出来事は、1973年8月11日にDJクール・ハーク(Kool Herc)が行ったパーティーです。彼はジャマイカ出身で、サウンドシステム文化に影響を受けていました。彼は、ファンクやソウルの曲の「ブレイクビーツ」(楽器だけになる部分)を2台のターンテーブルで交互に繰り返すことで、観客を熱狂させる技法を生み出しました。これにより、ダンサーたちはブレイク部分で激しいダンスを披露し、これが後の「ブレイクダンス」の起源となりました。

 

同時期、アフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)は「ヒップホップ」という言葉を定義づけ、文化運動としての枠組みを形成しました。彼はギャングのリーダーだった過去を持ちながらも、音楽と平和を武器に若者を暴力から救おうとし、「ZULU NATION(ズールーネイション)」という平和主義の団体を結成しました。

1980年代に入ると、ラップ音楽がレコードとして発売されるようになります。1979年にシュガーヒル・ギャング(Sugarhill Gang)の「Rapper’s Delight」が商業的に成功し、ヒップホップは地下からメインストリームへと一歩を踏み出します。Run-D.M.C.やPublic Enemy、LL Cool Jなどが登場し、ヒップホップは社会的・政治的メッセージを持つ表現へと発展していきました。

特にPublic Enemyは、黒人の権利や社会的問題をストレートに訴えるリリックで注目されました。また、1986年にRun-D.M.C.がロックバンドAerosmithと共演した「Walk This Way」は、ロックとラップの融合という新たなスタイルを確立し、ジャンルを超えた大ヒットとなりました。

 

1990年代は「ヒップホップ黄金時代」と呼ばれ、多くの伝説的アーティストが登場しました。Nas、The Notorious B.I.G.(ビギー)、2Pac(トゥパック)、Wu-Tang Clan、Dr. Dre、Snoop Doggなどが活躍し、ヒップホップはアメリカ文化の中心に位置づけられるようになりました。

この時期には「東海岸vs西海岸」の抗争も話題となり、特にビギー(東)と2Pac(西)の対立はメディアでも大きく取り上げられました。残念ながら、両者ともに若くして命を落とし、ヒップホップシーンに大きな衝撃を与えました。

 

2000年代に入ると、ヒップホップはグローバルな音楽ジャンルとなり、Eminem(白人ラッパーとして初のスーパースター)、Jay-Z、Kanye West、Lil Wayneといったアーティストが台頭しました。特にEminemは、卓越したリリックとテクニックで人種を超えた支持を獲得し、ヒップホップの可能性を広げました。

2010年代以降は、インターネットとSNSの普及により、SoundCloudなどから若手アーティストが次々と登場。Drake、Kendrick Lamar、J. Cole、Travis Scottなどがシーンをけん引し、トラップやオルタナティブラップなど新しいスタイルも生まれました。

また、ヒップホップは音楽だけでなく、ファッション、映画、広告、政治など多くの分野に影響を与える存在となりました。たとえば、Kendrick LamarはBLM運動とも連動し、政治的メッセージを強く打ち出す楽曲でグラミー賞を受賞しました。

 

今日、ヒップホップは単なる音楽の枠を超えた「現代のストリート文化」として、世界中で若者たちに影響を与え続けています。その背景には、貧困、差別、暴力といった現実を乗り越えようとする強い精神と、創造性への信念があります。ヒップホップの歴史は、まさに「声なき声が声をあげた」運動の歴史でもあるのです。

 

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